１、野球肘の特徴って
野球肘は、野球選手に多いです。投げ過ぎた投球による関節や腱の損傷により起こる疾患です。
野球肘は、肘の内側の靭帯や関節が痛み、しびれや痛さを感じることが多い症状です。
投球動作によって肘を酷使するため、特にピッチャーや長い距離を投げる外野やキャッチャーなどのポジションについている選手に多く見られます。
急激な痛みというわけではなく、徐々にどんどん痛みが増してくることが多いのも特徴です。痛みが強まると、球の制御が難しくなりますし、運動パフォーマンスが一気に落ちてしまいます。
未成年での野球選手に特に多く、身長が低い、骨の成長が完了していない子供たちが過度のストレスを受けると発症しやすいです。
肘の痛みだけでなく、肩や手首にも痛みを感じることがあります。これは、痛みを避けるために無意識に他の肩や手首などの部位に負担をかけてしまっています。
２、野球肘の対処方法
野球肘の対策としては、早期発見と早期治療と再発防止が重要となります。
肘の痛みを感じたら練習をやめ、アイシングをして、炎症を抑える処置をしましょう。
さらに休むことも大事です。ですが早期に医師に相談することをおすすめします。
肘の痛み症状がひどくなってしまうと手術が必要になる可能性もありますので、早期治療として野球肘のケアをしていきましょう。
整骨院では、徒手療法や、電気などのケア、テーピングなどを用いて野球肘の治療を行っていきます。
再発を防ぐためには、投球フォームの正しい形での習得が必須です。
体力の向上も鍵ですし、あとは肘が痛くならないために特に大事なのはインナーマッスル筋の強化が基本ベースとなります。
さらにはメンテナンスも含めた整骨院でのリハビリテーションが効果的です。
痛みがまだある場合、投球数の制限や適切なウォームアップ、ストレッチングの実施など、日常の練習メニューの見直しも必要となってきます。
痛みがある場合はテーピングの使用をしていきましょう。
３、野球肘の原因
野球肘の主な原因をお伝えします。特に反復的な動作が原因です。
長時間、長期間にわたる投げ込み、練習や試合での投球は肘への過度な負担となり、肘の関節や靭帯、腱に損傷を与えてしまいます。
投球動作って肘に関してはかなり大きなストレスを与えています。速い球を投げるときや変化球を投げるときには肘に多大な力が加わりますので、筋力の低下やダメージがあればより肘を痛めてしまいます。
体の成長期に高い負荷を繰り返すと、肘の成長板などの軟骨にもダメージを与える可能性があります。これが長期化すると野球肘を引き起こすことがあります。
正しい投球フォーム、全体的に体の使い方が身についていないと、肘に不必要な負担をかける可能性があります。
体の筋力や柔軟性が不足していると、肘への衝撃吸収が全くできず、直で肘に負担をかけます。
４、自宅でのホームケア
練習終わり、試合終わりなどの日常的なアイシング（冷却）を行い、肘の炎症を鎮めることが重要です。
ゆっくりとしたストレッチングを行い、関節の可動域を保つことが大切です。
筋力トレーニングも大切で、特に上腕二頭筋や上腕三頭筋、前腕の筋力を強化しましょう。
関節の柔軟性を保つために、日常的から肘の動かし方を考えていきましょう。
痛みがあるときには無理に動かさず、しっかりアイシングして、炎症を抑え、休息をとること、です。
５、野球肘予防
正しい投球フォームを習得することが非常に重要です。これは肘への負荷を最小限に抑えることができます。
適切なウォームアップとクールダウンを実施すること、整体などで筋肉や関節の怪我を防ぐことが可能です。
適切なトレーニングと栄養摂取により、体全体の筋力と柔軟性を向上させることが大切です。特に、肩や前腕、手首の筋肉を鍛えることが推奨されます。投球回数や練習時間を管理し、過度な負荷を避けることも重要です。特に子供の場合、投球数や練習時間の適切な制限を設けることを推奨します。
定期的な整体などで健康チェックを行い、早期に異常を察知することが重要です。肘の痛みや不快感がある場合はすぐに医療機関に相談しましょう。
少しで参考になりましたら幸いです。
栃木県下野市で
スポーツ障害、野球肘の治療なら【花の木整体院】までご相談ください。
ご相談・ご予約はこちら